家事に関するノウハウ

お風呂掃除の方法は?掃除の手順やきれいに保つコツを解説

 入浴が一番のリラックスタイムという方は多いと思います。温度の高いお風呂(42℃以上)は、「交感神経」が優位に立ち、しっかりと目が覚めた状態となります。一方、ぬるめのお風呂(37~40℃)は、気持ちを鎮める働きをする「副交感神経」が優位に立ち、落ち着いた気分になります。温かいお風呂に入ることにより血行がよくなり、それによって多くの効能が得られるのです。そんなお風呂だからこそ、きちんと掃除をしてキレイな状態をキープしておきたいものです。でも「水垢がなかなか落ちない」や、「お掃除してもすぐに汚れが目立ってくる」など、お風呂掃除に関する悩みをよく耳にします。正しい知識がないと、効率も悪くなり、お風呂の素材を傷つけてしまうことにもなりかねません。そこで、今回は、お風呂掃除の基本をご紹介していきたいと思います。

目次

お風呂の汚れの種類

お風呂掃除の前に準備すること

お風呂掃除の手順

【汚れ別】お風呂掃除のやりかた

お風呂をきれいに保つコツとは?

お風呂掃除の理想的な頻度は?

お風呂掃除の手間を省きたいあなたには家事代行へお任せ

・お風呂の汚れの種類

 

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 なぜお風呂は汚れてしまうのでしょう?まずはその汚れの種類についてみていきましょう。

汚れの種類① カビ

 浴室の壁やタイルの目地、ゴムパッキンなどに点々とつく黒い汚れ・・・その正体の大半は「クロカワカビ」です。「カビ」は高温多湿な環境を好みます。さらには、浴室の皮脂汚れや石鹸カスが「カビ」の栄養源となるのです。浴室は、まさに「カビ」の繁殖に最適な環境といえるでしょう。

汚れの種類② ピンクぬめり

 いつのまにか発生している「ピンクぬめり」・・・この正体は「ロドトルラ」という酵母菌です。発生して間もない場合は容易に除去できますが、発生する原因は「カビ」と同じですので、放置しておくと「カビ」も繁殖してきて頑固な汚れとなってしまいます。

汚れの種類③ 皮脂汚れ

 頭皮や身体を洗ったりしたときに出る汚れです。浴槽の壁部分や、浴室の床に付着します。ぬるぬるとした浴室ならではの汚れです。

汚れの種類④ 水垢

 「水垢」の正体は、水道水に含まれるカルシウム、マグネシウム、シリカ(ケイ素)などの化合物です。浴室内に残っている水滴中のミネラル成分が結晶化して「水垢」となります。ザラザラとした落としにくい汚れです。

・お風呂掃除の前に準備すること

 

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準備するもの

ゴム手袋

浴槽用スポンジ

細いブラシ(使いふるしの歯ブラシ等で可)

床用ブラシ

お風呂用(中性)洗剤

カビ取り用洗剤

弱酸性洗剤

研磨剤

等々

 を準備しておくとよいでしょう。

洗剤の選び方

 強い洗剤を頻繁に使っていると、浴槽やタイルなど素材そのものを傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。具体的には、基本はお風呂用の中性洗剤を使うようにして、それでも落ちなかった頑固な「カビ」部分などに塩素系漂白剤(カビ取り剤)を使ってみるという方法をとるようにしましょう。また「重曹」や「クエン酸」は、環境にも人にもやさしい掃除用品としてよく取り上げられています。しかしそれだけに、洗浄力は弱めで時間も要するのが実状です。普段からこまめに掃除をする際に向いているといえるでしょう(ちなみに「クエン酸」は塩素系漂白剤と一緒に使うと、有毒なガスを発生して危険なので絶対に一緒には使用しないようにしましょう)。

・お風呂掃除の手順

 

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 まずは基本的なお風呂掃除の手順をご紹介しておきましょう。

1. 換気をする(窓を開ける、換気扇をまわす)

2. 浴室全体を水で軽く流す

3. 浴槽を掃除する

4. 壁や床を掃除する

5. 排水溝を掃除する

6. 浴室全体の水滴をきちんとふき取っておく

 壁や浴槽を掃除する際、掃除し始めた場所から一周するように行うとやり残しがありません。さらに、一定方向にスポンジでこするようにするとムラなくキレイに仕上がります。また、洗剤を壁や浴槽に直接スプレーすると、洗剤が垂れて跡が残ってしまう恐れがあるので、水に濡らしたスポンジに洗剤を含ませて下から上にこすっていくようにするのがオススメです。

・【汚れ別】の掃除方法

 

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 それでは次に、汚れ別の掃除方法について解説していきます。

「カビ」や「ピンクぬめり」の掃除方法

 前述したとおり、「カビ」も「ピンクぬめり」も発生の原因は同じで、高温多湿な場所を好み、皮脂汚れや石鹸カスを栄養に繁殖します。したがって、お風呂から上がる時にシャワーで石鹸カス等の汚れをしっかりと流しおとし、よく乾燥させることが最適な予防になります。生えてしまったカビにはカビ取り用洗剤が有効ですが、まずはお風呂用の中性洗剤をつけてこすってみてください。発生したばかりの「ピンクぬめり」程度でしたら、こちらで落ちる場合がほとんどです。それでも落ちない場合に限りカビ取り用洗剤を使うようにしましょう。

「水垢」の掃除方法

 鏡や浴槽のフチ・壁などに見られる白いウロコのような汚れが「水垢」です。こちらも前述したとおり、水道水に含まれているカルシウム、マグネシウム、シリカ(ケイ素)が含まれる化合物などです。カルシウムやマグネシウム系の水垢は、酸に溶けやすいので、弱酸性の洗剤が効果的です。但し、シリカ(ケイ素)は酸に強いので、研磨剤をつけて物理的にそぎ落とす必要があります。但し、鏡についた「水垢」の場合、研磨剤を用いることで鏡に傷をつけて鏡がくもってしまったり、却って汚れがつきやすくなったりしますのでご注意ください。特にコーティング加工されている鏡などの場合、研磨剤を用いることでコーティングが剥がれてしまう恐れがあるので絶対に無理は禁物です(参照:コラム「頑固な水垢の落とし方は?簡単に落とせる手順やコツを紹介!」)。

 「カビ」も「水垢」も、時間の経過とともに掃除が難しくなってしまうので、汚れに気づいたら、早めに掃除するよう心がけてください。

・お風呂をきれいに保つコツとは?

 

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 一旦汚れてしまうと、掃除が大変になってしまうお風呂ですが、「きれいに保つコツ」についてもお話ししておきましょう。

使った後は水気をとってしっかり乾燥させましょう

 お風呂掃除の後や入浴後は、しっかりと水気をとる習慣をつけましょう。まず全体的に冷水をかけ浴室内の温度を下げます(カビ防止に効果的です)。その後、浴室内の水滴をスクィージー(水切りワイパー)や吸水クロスを使用して除去します。蛇口などの金属部分はマイクロファイバーのクロスを使って拭きあげます。さらに、浴室の窓を開け放ったり浴室乾燥を利用したりして換気を心がけるようにするとよいでしょう。

小物の収納を工夫しましょう

 お風呂には、シャンプーやリンス、桶や椅子などのお風呂用品など様々なものが置いてあるでしょう。ご家庭によってはスポンジや掃除用ブラシなども置いてあるかもしれません。お風呂の床や棚に物を置くと、汚れがたまりやすくなるだけではなく、「カビ」が発生しやすくなります。効果的なのは「浮かせる」「吊り下げる」収納です。シャワーフックに引っ掛けるラックや、ワイヤー製のバスラックなど、床面に小物類が直接触れない収納を工夫してみましょう。吊るす場所がないときは、通気性の良いカゴなどに入れて、お風呂以外の場所に保管しておき、入浴時に持ち込むようにするとよいでしょう。

ゴミはこまめに捨てましょう

 排水溝はゴミや髪の毛などが溜まりやすい場所です。ゴミが溜まった状態で皮脂汚れや石鹸カスが流れ込んでくると、さらに汚れが溜まってしまいます。毎日ゴミや髪の毛を取り除くだけで水の流れがよくなり、汚れの溜まり方は変わってきます。ゴミを取り除いた後に、シャワーですすいだり、スポンジで軽くこすったりすると、一層、水垢や皮脂汚れが溜まりにくくなります。

 以上の3点が簡単にできる汚れ防止のコツです。汚れを溜めない習慣を身に付けることで掃除の手間が省けるようになるので、是非お試しください。

・お風呂掃除の理想的な頻度は?

 

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 お風呂掃除の頻度について尋ねられることがあります。お風呂に限らず掃除は毎日励行するのがベストです。せめて、浴槽内や床、排水口のゴミ取りは毎日行いましょう。壁面や桶、イスなどは、せめて週に1回は掃除をしてください。さらに、ハウスクリーニングの業者に季節単位(3ヶ月に1回)や梅雨時期と年末(半年に1回)などのペースで専門的な清掃をしてもらうとなおよいでしょう。

・お風呂掃除の手間を省きたいあなたには家事代行へお任せ

 

                      お風呂掃除の方法は?掃除の手順やきれいに保つコツを解説

 

  以上、解説してきましたとおり、毎日使用するお風呂の掃除は、仕事に家事に育児にとお忙しい皆さまにとって、なかなか手間のかかる作業です。「お風呂の掃除が負担だなぁ」とお感じになった際には、是非、家事代行サービスの利用をご検討ください(参照:コラム「そもそも知りたい! 『家事代行サービス』って何?」)。家事代行サービスを定期利用して、こまめにお手入れすることで、ハウスクリーニング業者に依頼する頻度も抑えることができるかもしれません。

 私どもLOBBY(ロビー)では、日常の家事の範疇でのお風呂の掃除も承っております。お風呂掃除のみならず、家事全般に関するお困りごとやお悩みがございましたら、お気軽にお電話(お客様専用フリーダイヤル:0120-062-022)もしくは「お問い合わせフォーム」にてご連絡ください。皆さまからのお問合せを心よりお待ち申し上げております。

 

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