あなたのお宅に「押し入れ」はありますか？「押し入れ」とは、日本家屋に独特のもので、主に布団を収納する目的で作られています。そのため、上段と下段に分かれていて、且つ、奥行きも深くなっていて布団を収納するのには最適な造りになっています。
　ところが、この押し入れ、布団の収納以外の用途に使おうとすると、なかなか難しいものなのです。そこで、今回は「押し入れ」を布団以外の収納に使う工夫について考えていきましょう。

・押し入れをクローゼットに変身させる方法

　最も一般的で「うちでもやってみているよ！」というのが、押し入れをクローゼットにしてしまう方法でしょう。方法は簡単、押し入れのサイズにあった「突っ張り棒」や「ハンガーラック」、「衣類ケース」を必要数用意します。押し入れの上段に「突っ張り棒」もしくは「ハンガーラック」を設置します。下段に衣類ケースを設置します。オフシーズンのものを収納する場合は、湿気がこもってしまわないよう、押し入れに除湿シートを敷き詰め、さらに押し入れ用の除湿剤も置いておくと効果的です。防虫剤も一緒にセットしておきましょう。

・押し入れを小物棚に変身させる方法

　市販のカラーボックスを使用して、押し入れ全体を棚にしてしまいましょう。上記の写真のように、扉付きのものや、カラーボックス専用の収納ケースを使ったりすれば、よりおしゃれな見せる収納としても使えそうですね。カラーボックスを横置きにすれば、A4サイズ以上の大きな書籍なども余裕で収納できますよ。

・押し入れ収納に便利なアイテム

　代表的な押し入れ収納方法をご紹介したあとは、あったら便利な収納アイテムについても紹介していきましょう。これらの便利アイテムを組み合わせて工夫したのが、上の画像です。いかがですか？無骨な押し入れが、なかなか使い勝手の良さそうな小物棚に変身しているのが解っていただけると思います。是非、お試しになってください。

	まず書類立て、手紙や保管していかなければいけない書類など、様々なものを区分け収納していける便利アイテムです。テプラやネームランドなどを使って、なかに何が入っているかシールを貼っておくと、格段に使い勝手がよくなります。		続いて、押し入れ用衣類ケース。キャスター付きや引き出し式、蓋式等、様々な種類のものが販売されています。押し入れの寸法を考えながら、同じ大きさのもので統一していきましょう。組んだ時の印象をイメージしながら選びましょう。
	様々な大きさ、形状のプラケース類です。収納したいものにあわせて購入しましょう。見た目を考えて、色目や大きさを合わせて揃えていきましょう。こちらも引き出し式や蓋式等、色々な種類があります。じっくり楽しみながら選んでください。		ストレージケースやカラーボックス用の収納ケース。カラーボックス用の収納ケースは、サイズがカラーボックスぴったりの収まるようになっている優れもので、縦置き用・横置き用が揃っています。あなたのセンスを活かして組み合わせてみましょう。

・押し入れ収納の注意点

　最後に押し入れ収納の際の注意点をお話しておきましょう。

重いものは下段に置く

　重量のありものは下段にまとめておきましょう。出し入れの際にも危険が軽減されますし、重量があり、且つ出し入れが頻繁な場合は、キャスター付きの収納ケースに収納するようにしてください。

ハンガーポールに衣類を掛けすぎない

　押し入れをクローゼットとして使用する場合は、「突っ張り棒」や「ハンガーラック」に衣類を掛けすぎないように注意してください。特に「突っ張り棒」の場合は衣類の重みで外れてしまいますし、「ハンガーラック」の場合はラック自体がかなり思いので、押し入れの上段自体が傷んでしまう可能性があります。

ハンガーや収納ケースに統一感を持たせましょう

　使用するハンガーや収納ケースは、なるべく同じメーカーのものを選んだり、色目を揃えたりして統一感を持たせるようにしましょう。そうすると見映えがよく、キレイな収納がより一層引き立つようになります。

・まとめ

　簡単な押し入れ収納の方法をご紹介しました。いかがでしたでしょうか？ベッドの普及により、押入れの使い方もご家庭によって色々なようです。なかには、押し入れをデスクにしてしまった猛者もいらっしゃると聞きます。賃貸ですと、なかなかそこまで大胆のことは難しいでしょうが、押し入れは、布団を収納する他に、衣類や小物、お子さまのおもちゃ等、多種多様なモノを収納する使い方に変わってきているようです。このコラムが、少しでも皆さまのお役にたてれば幸いです。

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