家政婦の個人契約ってどうなの?メリット・デメリット・注意点を解説
家事代行サービスは、夫婦共働きの世帯や高齢者世帯の増加、進展する核家族化などを受け徐々に利用が広がっています。しかしながら一方で、「家事代行サービスを受けてみたいと思ってはいるものの、未だ利用には踏み切れていない」という方々も多くいらっしゃるのが現状です。では何故「未だ利用には踏み切れていない」のでしょうか?主な理由として、「料金が高い」「他人に家に入られることに抵抗がある」といったものが挙げられているようです。そんな状況下、最近注目されているのが「料金を安くあげるために、家政婦と個人契約をしよう」という動きです。そこで今回は、家政婦と個人契約することのメリット・デメリット、個人契約する方法と注意点などについてお話ししていきたいと思います。是非、ご参考にしてください。
目次 家政婦さんと個人契約するメリットは? 家政婦さんと個人契約するデメリットは? 家政婦さんと個人契約する方法 家政婦さんと個人契約する時の注意点 家事代行サービスのほうが安心安全でおすすめ |
【家政婦さんと個人契約するメリットは?】
家政婦さんと個人契約するメリットとして主に下記の3点が挙げられるでしょう。
・料金が安い
・雇い主と信頼関係が築きやすい
・依頼内容に融通が利く
それでは、それぞれのメリットについて解説していきましょう。
・料金が安い
家事代行サービスの会社に支払うマージン分がかからないので、利用料金自体は安くあがります。ただ、家事代行サービスのマージンには万が一の場合に備えての損害保険の加入料やスタッフの福利厚生費など単なる利ざやではない必要経費が含まれていることを忘れてはなりません。
・雇い主と信頼関係が築きやすい
個人契約する家政婦さんは、雇い主がきちんと面接をし、履歴書などを通して職歴や経験を知ったうえで雇い主自らが選んだ人物でしょうから、既にある程度の信頼関係が成立しているといえます。そのうえで家事代行サービスの「専任制の定期サービス」と同じかたちでサービスを受けることができるので、自ずと両者の信頼関係は強固なものとなるでしょう。
・依頼内容に融通が利く
家事代行サービスの会社では、安全上の理由から「お断りするサービス」を明確に設けていたり、契約しているプランによって作業内容に制限を課している場合もあるようです。それに比べると個人契約の場合は、依頼する内容に多少の融通が利くことでしょう。もちろん融通が利くとはいえ、社会通念上常識と考えられるものに限るのは言うまでもありません。
【家政婦さんと個人契約するデメリットは?】
一方、家政婦さんと個人契約するデメリットとしては、次の4点が挙げられます。
・雇うまでスキルがどのくらいか判らない
・物損トラブルが起きたときの解決が困難
・家政婦さんの交代が困難
・すべて当事者同士で話し合う必要がある
それでは、メリットの場合と同様に個々のデメリットについて解説していきましょう。
・雇うまでスキルがどのくらいか判らない
家事代行サービスの会社に所属するスタッフの場合、その会社の採用基準をクリアし、そのうえ会社による教育や研修を修了しているため、スタッフの誰もがある一定のレベルのスキルに達しています。したがって、安心して依頼することが可能です。しかしながら、個人契約の場合はあくまでその人物の自己申告に頼るほか術はありません。雇ったあとで「こんなはずじゃなかったのに・・・。」となってしまう危険性が高いのです。
・物損トラブルが起きたときの解決が困難
個人契約の場合、物損トラブルが起きたときには家政婦さんが個人で賠償するケースが主流で、契約書にもその旨を明記していることが多いと思われます。しかしながら、実際の損害額を負担する能力が家政婦さん自身にあるか否かとなると、甚だ疑わしいと言わざるを得ません。なぜなら、個人が負担できる金額には限界があるでしょうし個人差もあるからです。大きな物損になればなるほど雇い主の泣き寝入りというケースが多くなると考えられます。一方、家事代行サービスの会社と契約している場合は、業務上のトラブルの解決責任は会社側が負ってくれますし、万が一の場合に備えて損害賠償保険に加入している会社も多いため、トラブルを短期間で解決できるケースが多いでしょう。
・家政婦さんの交代が困難
雇ってはみたものの「作業スキルが思ったより低く不満だ」「どうしても相性が合わない」といった場合でも、すぐに家政婦さんに辞めてもらうというわけにはいかない場合もあるでしょう。まず契約時にどういった話し合いをしたかが重要です。1か月単位で更新するということにしたのか、1年契約にしたのか、契約期間の例外となるようなケースについては取り決めたのか、等々を改めて確認する必要があります。もちろん、辞めてもらったからといってすぐに替わりの家政婦さんが見つかる保証はまったくありません。不満に思いながらも替わりが見つからないからやむなく使い続けているといったケースは、思いのほか多いようです。
・すべて当事者同士で話し合う必要がある
家事代行サービスの会社と契約している場合ですと、先に述べたようなケースでも会社に相談することですぐにスタッフ交代に応じてもらえるかもしれません。また家事代行サービスの会社と契約している場合ですと、スタッフに直接指摘しづらいことがあっても、会社に申し出ることでうまく間に入って改善に尽力してくれます。しかし、個人契約の場合は、すべて雇い主と家政婦の当事者同士で話し合わなければなりません。当然、家政婦に苦言を呈さねばならないこともあるでしょうし、言いづらいからといって我慢し続けているとストレスがかかってしまい、家事の負担が減り精神的にもラクになるはずが真逆の結果になりかねないのです。
【家政婦さんと個人契約する方法】
別のコラムでもお話ししましたが、家政婦さんと個人契約する方法についても、ご説明しておきましょう。家政婦さんと個人契約する方法には、下記の3つがあります。
・家政婦(夫)紹介所やマッチングサイトを利用する方法
・ハローワークや求人媒体で募集する方法
・友人や知人から紹介してもらう方法
それぞれについて解説していきましょう。
・家政婦(夫)紹介所やマッチングサイトを利用する方法
最も手軽なのがこの方法でしょう。家政婦(夫)紹介所・マッチングサイトともに、家政婦さんとして働きたい人が集まっているので、見つかる可能性は非常に高くなりますし、スピーディーです。
・ハローワークや求人媒体で募集する方法
文字通り、ハローワークや求人媒体(フリーペーパーや求人サイトなど)を活用して家政婦さんを募る方法です。ハローワークでは無料で求人をだすことができますが、求人媒体の場合は掲載に費用がかかるところが大半です。しかも、スタッフが見つかるか否かは運やタイミング次第です。もし、たくさんの応募があった場合なら、多くの候補者のなかからしっかりと面接をして決めることができるというメリットがあります。
・友人や知人から紹介してもらう方法
最後の方法は、特に説明する必要はないでしょう。友人・知人からの紹介ですから家政婦さんに対する信頼度は高くなるでしょうし、紹介元で実際の仕事ぶりを目にすることもできるかもしれません。
【家政婦さんと個人契約するときの注意点】
良い家政婦さんが見つかり、いよいよ働いてもらおうとなった際の注意点についてお話ししておきます。大切な注意点は下記の2点です。
・細かなことまでしっかりと打ち合わせをしておきましょう!
・必ず契約書を交わしましょう!
それぞれの注意点についてご説明しておきます。
・細かなことまでしっかりと打ち合わせをしておきましょう!
家政婦さんにやってもらいたい作業の内容や作業の時間などについて、しっかりと打ち合わせしておくことが非常に大切です。しっかりと話し合うことで、その家政婦さんの人柄を深く知ることができるというメリットもありますし、後々のトラブルを回避するためにも、些細と思われることもきちんと話し合っておきましょう。
・必ず契約書を交わしましょう!
家政婦さんと個人契約するときに最も大切なのが、上記で打ち合わせした内容を「雇用契約書」というかたちで書面化することです。その際には、物の破損や紛失といった事故の場合の対応方法も、忘れずに記載しておいてください。雇用主と家政婦さんの双方でしっかりと打ち合わせして双方納得のうえで「雇用契約書」を交わしましょう。
【家事代行サービスのほうが安心安全でおすすめ】
家政婦さんと個人契約する場合のメリット・デメリット、契約する際の方法や注意点についてお話ししてきました。一見すると「コストを抑えることができ、個人契約もいいかな?」と思われるかもしれません。しかし、家政婦の個人契約には予期せぬ落とし穴もあることがご理解いただけたことでしょう。安心・安全なご利用をお考えなら、是非、家事代行サービスをご検討いただければと思います。
LOBBY(ロビー)では、常に「お客様の安心」をお守り致します。家事代行サービスをご検討の際には、お気軽にお問合せ(お客様専用フリーダイヤル:0120-062-022)いただければ幸いです。
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