専業主婦の家事は大変!負担を減らすために出来ることは?
女性の社会進出や経済情勢の変化等に伴い、いまや夫婦共働きが当たり前という時代になってきました。専業主婦と兼業主婦の割合が逆転したのは、1990年代半ば頃だと考えられます(参照:「独立行政法人 労働政策研究・研修機構『早わかり グラフでみる長期労働統計』」)。そして1999年以降、専業主婦世帯は減少の一途をたどってきています。
望んで専業主婦になる人、そうでない人、事情は様々でしょうが、専業主婦になる大きな理由のひとつに出産・育児が挙げられるでしょう。そこで本コラムでは、子育て中の専業主婦の家事事情と家事の負担を減らす方法について、お話ししていきたいと思います。
目次 【専業主婦の家事とは?】 【家事の負担を減らすには?】 【家事代行サービスを利用するメリット】 【安心・信頼できる家事代行サービスをお探しなら】 |
【専業主婦の家事とは?】
冒頭で専業主婦になる大きな理由のひとつに出産・育児が挙げられると申し上げました。その点について、もう少し詳しくご説明しておきます。
内閣府男女共同参画局が作成した資料に「女性の年齢階級別労働力率の推移」というグラフがあります。このグラフの平成24年度の推移を見てみると「25~29歳」で女性の労働力率は一度目のピークを迎え、「30~34歳」ならびに「35~39歳」で底となり「45~49歳」で再びピークに至っていることが解ります。つまり、出産・育児期にあたる時期に離職(=専業主婦になる)し、育児が一段落した時期に再び就業し始めているという事実が表れているのです。
これが、出産・育児が専業主婦になる理由のひとつだという証左です。裏返していえば、専業主婦の多くが子育て中だということになるでしょう。すなわち「専業主婦の家事」とは、育児中の主婦の家事と同義といっても過言ではないのです。
・専業主婦の家事はこんなに大変!
昔は「三食昼寝付き」などと専業主婦を揶揄するような言葉もありましたが、いうまでもなく家事は重労働です。ジャーナリストで和光大学教授の竹信三恵子女史は、その著書『家事労働ハラスメント 生きづらさの根にあるもの』(岩波新書)のなかでこう述べています。
“料理や洗濯のひとつひとつは、一見「軽い労働」に見える。しかし、それが束になり、しかも家族の必要に応じて一日中間断なくのしかかってくるとき、それは重労働になる。”
実に言いえて妙な表現です。通常の家事だけでも大変なのに、子どもの世話が加わるとより一層の労苦となるでしょう。せっかく作ったご飯を食べ散らかす、外出するとほんの少し目を離した隙にいなくなる、自分の思い通りにならないと大の字になって泣き止まない・・・。日々やらなければいけない家事は、子どもの機嫌に振り回され、急な発熱や体調不良になってしまった場合にはすべての予定が滞ってしまいます。
子どものいる専業主婦の家事は、気が休まらないことの連続で、ともすれば精神的にも疲弊してしまうほど大変なものなのです。
・平均家事時間は1日およそ13時間強!
「『第6回全国家庭動向調査』結果の概要を公表します」(令和元年9月13日付 国立社会保障・人口問題研究所 プレスリリース)と題された資料に興味深いデータを見つけました。同資料によると主婦の1日の平均家事時間は「平日 263 分(5 年前に比べ 17 分減)、休日 284 分(同 14分減)」とのことです。同資料では主婦の1日の平均育児時間も集計されています。それによると主婦の1日の平均育児時間は「平日 532 分(5 年前に比べ 40 分減)、休日 680 分(同 11 分減)」となっています。この数字をもとに単純計算してみると、育児中の主婦は1日に平日で平均13時間15分、休日で平均16時間4分もの時間を家事と育児に費やしているということになります。実に驚くべき数字といえるでしょう。
【家事の負担を減らすには?】
では、そんな大変な専業主婦の家事の負担を減らす方法は何かないのでしょうか。次では家事の負担を減らす方法について考えていきましょう。
・ご主人に家事を分担してもらいましょう!
どんなことであれ困ったときに頼りになるのは、やはり家族でしょう。「専業主婦なのに、夫に家事を手伝ってもらいたいとは頼みにくい」という方もいらっしゃるかもしれません。ご主人によっては「毎日遅くまで働いて疲れているのに、なぜ家事まで手伝わなければいけないのだ」と非協力的な方もいるでしょう。でも、お互いに助けあうのが家族です。「専業主婦なのだから家事や育児は自分一人でやらなきゃ」と思い込まず、ご主人に大変な現状を正直に伝えて、是非、協力を仰いでみてください。
・減らせる家事を探しましょう!
「業務の棚卸し」という言葉をご存じでしょうか。簡単にいうと普段会社で行っている業務を洗い出して整理しなおすことです。「業務の棚卸し」をすることで業務改善や業務の効率化が可能になるのです。そこで「家事の棚卸し」をしてみることをオススメします。
例えば普段の家事のなかで、習慣でなんとなく毎日やっているけれど実は二日に一度でもよいものはありませんか。食器洗い乾燥機やロボット掃除機を活用することで、普段の家事にかけている時間はどの程度短縮できますか。これまで「やって当たり前」と思っていた家事をひとつひとつ見直して、減らせる家事を探してみましょう。家事を効率化することも、家事の負担を少しでも減らしていく方法のひとつです。
・家事ではなく育児を手伝ってもらいましょう!
「どうしても主人に家事分担を頼めない」「主人が家事に不慣れで手伝ってもらうと逆に負担が増えてしまう」などといった場合、家事ではなく育児を手伝ってもらうという方法はいかがでしょう。例えば、ご主人にお子さんと一緒に公園で遊んでもらう、お子さんの送迎をしてもらう、等々。ご主人がお子さんをみてくれている間は家事に集中して取り組むことができるので効率もよくなり、少しは負担も減るかもしれません。「家事は全般、育児は折半」というのも専業主婦の考え方のひとつです。
・家事サービスを利用しましょう!
家事サービス(家事代行・家政婦)は、専業主婦の家事の負担を減らす最も効果的で最適な手段です。家事代行サービスの会社によって定期サービスはもちろん、必要なときにだけ利用できるスポットサービスなどがありますので、状況に応じて利用を検討されることをオススメします。
【家事サービス(家事代行・家政婦)を利用するメリット】
家事サービス(家事代行・家政婦)は負担の大きい家事を任せることで、生活を豊かにすることができる非常に便利なサービスです。いわゆる日常の家事の範疇であれば、部屋や廊下・玄関回りの掃除から浴室・トイレ・洗面所などの水回りの掃除、キッチンの掃除、衣類やベッドリネンの洗濯、洗濯物の畳み・収納、アイロンがけ、日用品や食材の買い物、料理や食事の下拵え、ご高齢者とのお話相手、お子さんの送迎まで、ありとあらゆる家事を代行してくれます。(参照:コラム「家事代行を利用する際のメリット・デメリットとは?」)そして、いままで家事に費やしてきた時間を有効活用することで精神的にも余裕が生まれるようになるのです。まさに、なにかと大変な思いをされている専業主婦の方にとって、強い味方になってくれることでしょう。
家事サービスを頼んでみたいと思っているが、どの会社を選んでいいか判らないとお悩みの方は、是非、コラム「失敗しない!おすすめの家事代行会社の選び方」も参考にしてください。
【安心・信頼できる家事代行サービスをお探しなら】
私どもLOBBY(ロビー)では、炊事・掃除・洗濯といった日常の家事全般はもちろん、お子様の見守りや送迎といったキッズシッターのサービスも承っております(但し、3歳未満のお子様の場合には、必ずご家族のどなたかにご在宅頂きますようにお願いしております)。
少しでも、日々お忙しくされている専業主婦の皆さまのお役にたてればと願っておりますので、どうぞお気軽にご相談・お問合せくださいませ(お客様専用フリーダイヤル:0120-062-022)。
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