家事代行に関する豆知識

家事代行は経費になる?会社や個人事業主向けに徹底解説

「家事代行サービスは経費にできるの?」
このような疑問をもつ会社や個人事業主は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、会社や個人事業主は家事代行サービスを経費として計上可能です。
ただし、いくつかの条件をクリアしているときに限られます。

はじめに、家事代行が経費として認められない例、認められる例を解説し、次にポイントやメリットを紹介します。
家事代行が経費になるのか判断できないという方は、最後までしっかりご覧ください。

【目次】

家事代行が経費として認められないパターン

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個人宅で利用する家事代行の費用は経費として認められません。
プライベートで使用した家事代行サービスは、事業に関連する支出ではないからです。

家事代行には「個人宅で雇用契約を結んでいる家政婦」と「家事代行会社から派遣されてくるスタッフ」の2種類がありますが、どちらも経費の対象外です。

家事代行が経費として認められる例

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個人宅で利用した家事代行の費用は経費として認められませんが、条件が一致すれば経費として認められます。
会社と個人事業主、それぞれ解説します。

・会社
・個人事業主

会社

会社で利用した家事代行の費用は「事務所や店舗の清掃費用」「役員や従業員の福利厚生」に該当すれば、経費として認められます。

事務所・店舗の清掃費用

会社の事務所や店舗で家事代行に清掃を依頼した場合、費用は経費として認められる可能性が高いでしょう。
家事代行サービスが会社のビジネスに寄与するからです。

たとえば、自動車メーカーのショールームで家事代行を利用しているケース。
定期的な清掃や片付けはショールームの環境維持に不可欠です。

会社の昼食を家事代行のスタッフに作ってもらっているときも同様です。
このように、家事代行サービスとビジネスに関係があれば費用を経費として計上できます。

役員・従業員の福利厚生

会社の福利厚生で家事代行サービスを取り入れている場合、役員や従業員宅で利用した費用も経費として認められるでしょう。

ただし、福利厚生として認められるためには、会社全体の福利厚生として妥当性のある範囲内で行われる必要があります。
利用目的や金額の適正さも含め、サービス範囲を決めなくてはなりません。

個人のためだけに行われる家事代行サービスは、経費として認められない可能性もあります。
役員や従業員が福利厚生として自宅で家事代行を利用する際は、税務上のリスクを考慮してください。

関連記事:会社の福利厚生に家事代行を導入するメリット・デメリット

個人事業主

個人事業主やフリーランスが家事代行を利用した場合「自宅兼事務所の清掃費用」や、家事代行が事業に必要な場合に経費として認めらます。

事務所兼自宅の清掃

個人事業主が自宅の一部を事務所としている場合、家事代行サービスの費用を一定の割合で按分し経費として計上できます。
同じ建物内であったとしても、自宅の一部ではなく「事務所の清掃費用」という扱いになるからです。

たとえば、3LDK(70㎡)の内1部屋(15㎡)を事務所とした場合、1部屋分の清掃費用(21%)は経費になります。
リビング(25㎡)の清掃費用は経費として認められません。

家事代行の費用が9千円であれば、1部屋分の清掃費用1,890円を経費として計上できるというわけです。
税務署の職員に質問されても回答できるように、按分計算の根拠は明確にしておきましょう。

家事代行が事業に必要な場合

個人事業主の利用した家事代行サービスが事業に必要だった場合、費用を経費として計上できます。

たとえば、イベントを主催した際の料理を家事代行に依頼して作ってもらったなど。
もしくは取引先との会食準備、後片付けの費用も該当します。

このように、家事代行サービスがビジネスに関係していればOKです。
どのようなシーンで利用したのか、あとから誰に聞かれても答えられるようにしておきましょう。

家事代行を経費にするときのポイント

ポイント

家事代行を経費にするときのポイントは3つあります。

  • 福利厚生で受けられる家事内容を決めておく
  • 費用の仕訳(勘定科目)
  • 家事按分の理由を明確に

福利厚生で受けられる家事内容を決めておく

役員や従業員の家事代行サービス費用を、会社の福利厚生として処理するときは注意が必要です。
福利厚生で受けられる家事代行サービスの範囲を決め、社内規定で定める必要があります。

家事代行サービスの範囲がわかっていれば、役員や従業員は安心して家事代行サービスを利用できるでしょう。

ただし、役員宅で利用した家事代行サービスの費用が役員報酬や役員賞与に認定されると、家事代行の費用は役員の給料になります。
そのため、家事代行の費用には所得税や住民税が課される点にご留意ください。

費用の仕訳(勘定科目)

事務所や店舗で家事代行サービスを利用したとき、会計上の仕分けは以下いずれかの勘定科目で処理します。

勘定科目 説明
外注費 会社が家事代行サービスに依頼した場合、外注費として計上します。
たとえば「事務所の清掃」や「昼食の調理」などです。
給料 会社で家政婦を直接雇用している場合は「給料」になります。
福利厚生費 役員や従業員が福利厚生として家事代行サービスを利用した場合、福利厚生費として計上します。
消耗品費 事務所や店舗で購入した、消耗しやすい掃除道具の費用は「消耗品費」として計上できます。
たとえば、「タオル」「洗剤」「フローリングシート」などです。
衛生管理費 会社や事務所を衛生的に保つという意味では、家事代行サービスの費用を衛生管理費に仕訳しても構いません。
また、「消毒」「洗剤」「マスク」などの購入費用も計上できます。

上記のように、適切に仕訳することで税務上の適正な扱いを受けることができるのです。

なお、家事代行サービスを利用した際の領収書は大切に保管してください。
(法人=7〜10年、個人事業主(白色)=5年、個人事業主(青色)=7年)

家事按分の理由を明確に

個人事業主が自宅の一部を事務所としている場合、家事代行サービスの費用を按分計算して経費に計上する必要があります。
経費計上できるのは、ビジネスに関連することのみだからです。

「部屋面積の割合」や「事務所として利用する時間の割合」など、按分計算の根拠を明確にしておく必要があります。
税務署職員に質問されても答えられるようにしておきましょう。

家事代行は「経費になる」以上のメリットあり

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ここまで解説したとおり、家事代行は経費になる場合、ならない場合があります。
しかし、たとえ経費にならなかったとしても、家事代行サービスには多くのメリットがあるんです!

  • 仕事の生産性が上がる
  • ワークライフバランスの実現
  • 肉体的な負担を軽減できる
  • 栄養バランスの良い食事がとれる
  • 家事のプロに依頼するので満足度が高い

仕事の生産性が上がる

家事代行サービスを利用すると家事をする時間が減るため、プライベートな時間が増えます。
その結果、休息を十分取ることができるようになり、仕事のパフォーマンスは向上するでしょう。

また「帰ったら掃除しないと……その前に買い物に行って」と、仕事中に悩むことも激減。
家事に対するプレッシャーから開放される点も、仕事の生産性向上に寄与します。

ワークライフバランスの実現

定期的に家事代行サービスを利用することで、仕事と私生活のバランスが取りやすくなります。
家事に割かれていた時間が自由時間になるからです。

心身の健康や充実したプライベート時間、仕事の効率化は人生において大きなメリットと言えます。
より良い人生を送るためにも、ワークライフバランスを充実させましょう。

そして、ワークライフバランスのとれた社会人が増えると、個人だけでなく会社や社会全体に好影響が出るのではないでしょうか。

肉体的な負担を軽減できる

水回り掃除や部屋の片付け、買い物からの調理など、家事は肉体的な負担が大きくかかります。
お子様のお世話なども含めると負担はさらに増しますよね。

家事代行サービスに依頼すると、家事や子育ての負担を軽減できます。
掃除や料理だけでなく、お子様のお世話なども依頼できるからです。

「仕事や家事、子育てに介護で体がしんどい」という方にとって、頼もしい存在になるでしょう。

関連記事:お風呂掃除は家事代行におまかせ!メリット・デメリットを徹底解説

栄養バランスの良い食事がとれる

「健康的ではないとわかっているけど、忙しくてコンビニ弁当になりがち」と頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。
このような悩みは家事代行サービスで解決できます。

料理上手なスタッフが栄養バランスのとれた食事を提供してくれます。
なかには「調理師免許」や「管理栄養士」の資格をもつスタッフも在籍。

当日分だけでなく3〜5日分の作り置きをしてくれます。
食生活の改善をお考えの方は、料理代行をご検討ください。

家事のプロに依頼するので満足度が高い

スタッフは家事のプロ、高品質な仕上がりで満足度も高いでしょう。
研修や日々の業務でさまざまな知見を得ているからです。

また、汚れを落とすコツや時短する方法など、幅広い知識があるので気になることは質問してみるといいですよ。
自分でも効率よく家事ができるようになります。

家事代行の選び方

選び方

はじめて家事代行サービスを利用する方は、数が多いのでどこに依頼すればいいのか悩みますよね。
こちらでは家事代行の選び方を解説します。

  • 依頼したいサービス内容の確認
  • 料金は明確か
  • どのようなスタッフが在籍しているか
  • 運営年数・実績は十分か
  • 利用者の口コミをチェック

依頼したいサービス内容の確認

家事代行会社が「あなたの頼みたいサービス」を提供しているか確認しましょう。
会社によっては「掃除と料理のみ」「整理収納のみ」など、サービスが限定されています。

また、家事内容を依頼者に合わせオーダーメイドしてくれる会社もあります。
一度の依頼で複数の家事をしてほしい方は、家事内容をカスタマイズできる会社がおすすめです。

まずは家事代行サービスに「何をどこまで」依頼したいのか、箇条書きしてみるといいですよ。
そして優先順位を付ければ、あなたの頼みたいサービスが明確になります。

料金は明確か

家事代行の料金は会社ごとに表示方法が異なるため、初見の人にはわかりにくです。
あとから金銭トラブルにならないよう、よく確認しましょう。

【チェックポイント】

  • 1回あたりの料金
  • 最低利用時間
  • 1回あたりの交通費
  • 入会金や年会費の有無
  • キャンセル料(何日前まで無料なのか)

基本的に、家事代行のウェブサイトを見ればすべて確認できます。
わからないことや不明点があれば、電話やメールで質問してくださいね。

どのようなスタッフが在籍しているか

家事代行のスタッフとはいえ、よく知らない人を家に入れるのは抵抗があるかもしれません。
このような不安を感じるときは、会社の採用基準や教育体制をチェックしましょう。

家事代行会社のウェブサイトに掲載されていることが多いです。
採用基準や研修内容がわかると、どのような人が来るのかある程度予測できます。

運営年数・実績は十分か

安全面や安心感を重視する人は、家事代行会社の運営年数や実績を確認してみましょう。
運営年数は長いほど信頼度も高い傾向にあります。

とはいえ、運営年数が短いから信頼度も低いとは限りません。
雑誌やウェブサイトなど、多くのメディアに取り上げられていることも実績になります。

運営年数や実績は、家事代行会社のウェブサイトにある「会社情報」や「お知らせ」から見れます。

利用者の口コミをチェック

「X」や「Instagram」などのSNSで、口コミを探してみるのもおすすめです。
利用者のナマの声を見れる可能性があります。

家事代行会社のウェブサイトにも掲載されていますが、よりリアルな口コミや評判はSNSにあります。
あなたがこれから依頼したい内容の口コミを検索してみましょう。

たとえば、掃除の口コミを探すのであれば「会社名+掃除」など。
ただし、すべてが真実とは限りませんので参考程度にしてくださいね。

お部屋スッキリ!家事代行はLOBBYにおまかせ

はたきをかける女性

今回は、家事代行が経費になる例・ならない例を解説しました。
会社や個人事業主問わず、家事代行の利用が事業と関係していれば経費として計上できます。

ただし、事務所兼自宅にしている場合、会社の福利厚生で利用する場合などは、按分計算したうえで経費計上しなければなりません。
按分計算の理由は明確にしておきましょう。

しかし、たとえ経費にならなかったとしても、家事代行サービスを利用することでさまざまなメリットを享受できます。
まだ一度も体験したことのない方は、トライアルサービスからはじめてみてはいかがでしょうか。

 

最後に、LOBBYの魅力をご紹介します。

富裕層向け家事代行のリーディングカンパニー

2005年に創業し、富裕層向けに特化した家事代行サービスを提供。
多くのお客様から支持されており、顧客満足度は95%以上と高く、平均利用年数は3年超です。

富裕層向けのサービスに特化したことで、独自ノウハウも蓄積されておりサービスは高品質。
スタッフは生活様式を理解しており、ホスピタリティ精神をもってお客様の声にお応えします。

厳しい採用条件をクリアしたスタッフ

スタッフの採用率は5%以下。
100以上ある独自のチェック項目をパスした人物のみです。

採用担当の採用基準は「自分がお客様だった場合にも安心して任せられる人物かどうか」
お客様の代わりに採用、研修している意識をもって業務に取り組んでいます。

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サービススタッフのほか、専任コーディネーターがお客様をサポート。
サービス改善や契約業務、スタッフへの改善指導などを担当します。

コーディネーターがいることで、お客様からの問い合わせにも迅速に対応可能です。
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監修

富裕層向け家事サービスのLOBBY(ロビー) | 株式会社ロビー

LOBBYの
「家事代行・家政婦 メディア」編集部(Lobby Editorial)

富裕層向け家事サービスのLOBBY(ロビー)は、東京・横浜を中心とした首都圏と、大阪・京都・神戸を中心とした関西圏で、高品質な家事代行や家政婦のサービスを提供しています。忙しい皆さまに「ホテルで暮らすような快適な毎日」をお届けするをコンセプトに、2005年の設立以来、経営者や医師などの多くの富裕層の方々にご利用いただいております。いつも通り、希望通りに。週1回 / 2時間~の定期サービスで、教育された質の高いサービススタッフが、掃除・洗濯・料理などの日常の家事を代行します。